インスタグラムを続けてきてわかったことを綴ります

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2018年もインスタグラム人気の勢いがまだ止まらない!

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2010年に誕生したインスタグラムは、順調にユーザーの数を増やし続け、2014年3月にユーザー数が3億人を突破。2016年には、5億人を超えるなど、すさまじいスピードで利用者を増やしています。

インスタグラムなどのアプリやウェブサービスの人気をはかるための尺度として用いられるのが、アクティブユーザー数です。アクティブユーザー数とは、そのアプリやウェブサービスを日常的に利用しているユーザーの数だけを集計したものです。アプリをダウンロードしたり、ウェブサービスに登録しただけで実際にはほとんど利用していない人の数が省かれているので、アクティブユーザー数を見れば、そのアプリを使っている人の数を把握することができます。アプリの製作や販売をしている企業が、「累計ダウンロード数100万突破」などとアピールすることがありますが、実際の人気を調べるにはダウンロード数や登録者数ではなく、アクティブユーザーの数をチェックする必要があります。

さて、2017年には、全世界での月間アクティブユーザー数が8億人を超えたことが発表されており、今後もまだまだ人気が続くことが予想されています。注目すべきなのは、ユーザー数の増加スピードが、しだいに加速している点です。2010年にサービスが始まってから、月間アクティブユーザー数が初めて1億人を突破するまでには、2年以上かかっていました。ところが、月間アクティブユーザー数が2億人に到達するまでに要した期間は約1年。3億人に到達するまでに要した期間はわずか7ヶ月しかかかっていません。以後は、約5ヶ月から7ヶ月間で1億人ずつアクティブユーザーが増えている計算です。SNS関連のアプリとしては、世界で二番目に利用数が多くなっており、このまま順調に成長し続ければ数年後には、世界で最も利用されているアプリとなっている可能性もあります。

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アプリが誕生した当初は、海外での人気にくらべて、国内での人気は今ひとつというのが実情でした。2014年までは少しずつ利用者が増えていたものの、増加スピードは非常にゆっくりとしたものでした。ところが、2014年から2015年にかけての時期に月間アクティブユーザー数が急増しています。2014年に約400万人だったものが、その1年後の2015年には約800万人になっています。わずか1年で、2倍に増えた計算です。これ以降は、右肩上がりに急成長を続け、2017年10月には遂に国内の月間アクティブユーザー数が2000万人を超えるにまで至りました。海外での実績を考えると、4000万人から6000万人になっても不思議ではないと言う専門家もいます。

2014年以降の勢いは、インスタグラムに公式アカウントを作成している企業の数を見ても明らかです。2014年の国内企業公式アカウントの数は約2000でした。しかし、2015年には5000アカウント、2016年には1万アカウント以上にまで増えています。今では、企業の販売戦略にとっても、重要な位置を占めるようになっています。とある調査会社が行った消費者調査によると、約4割の人が投稿された写真や動画を見て、その商品やサービスを購入した経験があることがわかっています。特に、ファッションや美容、レストランやインテリアなどの分野についての影響力が大きく、これらの分野に関連する企業にとっては、インスタグラムを広告宣伝のためのツールとしていかに有効活用できるかが業績に大きな影響を与えるまでになっています。ファッションモデルや女優などフォロワーが多く、ファンへの影響力が高い人物が紹介した商品には、すぐに問い合わせが殺到することことからも、有望な販売促進ツールとなることは明らかです。

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日本におけるインスタグラムは、年齢の若い世代になればなるほど人気が高くなっているのが特徴です。年齢別で見ると、20代の利用者が占める割合が約25パーセント、30代が23パーセント、40代が約12パーセントとなっています。他のSNSアプリでは、50代以降の利用者もそれなりに多く存在しており、インスタグラムとくらべてみるとその差は歴然としています。逆に、50代や60代といった現在利用している人が少ない世代に浸透すると、月間アクティブユーザー数が一気に増加し、国内で名実ともにナンバーワンのアプリに成長する可能性もあります。

また、2016年までは男性よりも、女性によく利用されているのが大きな特徴でした。ところが、2017年に発表された統計によると、遂に男性ユーザーの数が女性のそれよりも高くなっています。マスメディアなどで流行していることが度々伝えられるようになり、興味を持つ男性が増えたことが原因だと見られています。このまま、男性や中高年世代にも認知が広がることにより、国民的なSNSアプリに成長することも十分にありえるでしょう。